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Concept-SOLA

概要技術使用方法仕様試聴ギャラリー

・ひのき材を使用した「ひのきスピーカー」

ひのき は、古来から高級建築材料として重宝されてきました。
地震の多い日本において、「強さ」と「粘り」を併せ持つ ひのき は、
伊勢神宮や法隆寺など、世界に誇る名建築を生み出しています。




世の中には様々な材料がありますが、
金属や岩石と比べても、「軽くて強い」という点で
木材である ひのき が圧倒的に優れています。

スピーカーエンクロージュアは、多かれ少なかれ音楽信号と共に振動しており、
十分な強度と軽さを併せ持っていることは、音楽のダイナミズム表現に大きな効果をもたらします。




同じ木材の「MDF」と比べてみると、
ひのき材は、豊かな響きをもっていることが特徴です。

 

強制振動に対する放射音の特性 (左)MDF、(右)ひのき



振動を吸収するMDFは、目立ったピークが無いのに比べ、
ひのき は、複数の均一な高さの振動ピークが観測され、それがスムーズに高音まで伸びており、心地よい良質な響きを持っていることが分かります。

この素材の差は、スピーカーの再生音に如実に反映されます。
MDFで作ったスピーカーが、音源の粗を露わにするようなモニターライクなサウンド対し、
ひのき で作ったスピーカーは、歌うような朗々とした豊かさを感じる音色になります。

  

ゆったりとした気分で、音楽に浸りたい。
そんな願いを叶えるのが、ひのきスピーカーなのです。




・吉野産の無垢ひのき材を使用

木材の名産地、奈良県 吉野地方では、500年に渡り優良材を生産しています。




吉野ひのき は、独自の植林技術により、艶やかな色合い・密な木目・高い強度を誇ります。
こうした諸物性は、音響用としても好ましい結果でした。




Concept-SOLAでは、スピーカーの6面すべてに吉野ひのき を採用。
木の一枚板(無垢材)を贅沢に用いることで、伸びやかで心地よいサウンドとなりました。




・A&Cオーディオ製 6cm口径ウーハー搭載

Concept-SOLAのウーハーは、オリジナルのスピーカーユニットを開発する
A&Cオーディオ社製のユニットを搭載しています。




軽くて強靭であることは、ウーハー振動板に求められる最も基本な特性です。

A&Cオーディオ社では、立体的な補強構造で「構造剛性」を高めることを軸にユニットを開発。製作工程をすべてハンドメイドとすることで、大量生産のユニットでは不可能な補強構造を実現しています。構造剛性による屈強な振動板により、低音の質感・力感を獲得しました。

 A&Cオーディオ社 ブログより

Concept-SOLAの「A&Cオーディオ製 高品位ウーハーの秘密」についてもっと知る。




・40kHzの高音域に対応したソフトドームツイーター

ツイーターは、2cm口径のソフトドーム型。
40kHzまで伸びた特性は、自然で豊かな倍音を奏でます。




金属を使ったハードドーム型では、メタリックな響きが乗ることが多くありました。
最先端素材を使った振動板も魅力ではありますが、ソフトドーム型の風合い豊かで、優しさを感じる高音にメリットを感じています。

磁気回路には、リング型の大型ネオジムマグネットを搭載。
ユニットの基礎体力である磁石を強化したことで、綿密で透明度のある現代的サウンドとなりました。


綿密な最高音再生に、ひのき の香り高い響きが合わさったとき、
シルクのような上質な風合いのサウンドに出会うことでしょう。




・高品位なネットワーク部品

高域信号を扱うコンデンサは、独ムンドルフ社と仏SOLEN社製のものを採用。

独ムンドルフ社のコンデンサは、艶やかで魅力ある音楽表現に。
仏SOLEN社のコンデンサは、低歪で、透明度の高い空間表現に。
共に世界の第一級のコンデンサメーカーですが、音色を見極めたうえで、適材適所に採用しています。

(写真は開発時のもの)


他にも、無誘導巻き抵抗、空芯コイルといった低歪部品を一切の妥協なしに使用しています。

ケーブルで音が変わるのと同じように、ネットワーク部品の品位は、再生音に直結しています。
外から見えない部分あっても、決して手を抜いてはならないのです。

そして、これらを銀ハンダとOFC線材による手配線で結線していです。
大手メーカーでは、生産性ゆえにプリント基板を使うことも多いのですが、
オーディフィルは、音質のよい手配線に拘っています。





ターミナルには、バナナプラグ対応タイプを採用。
幅広いスピーカーケーブルを確実に接続できる高い信頼性を誇る部品で、
Concept-SOLAの高音質を安心してお楽しみ頂けます。





・測定でバスレフダクトを調整

Concept-SOLAの最低域を担当するバスレフダクトは、
試作と測定を繰り返し、シームレスな低音再生が得られるよう、丹念に調整を続けました。



ダクトの共振周波数は、45Hz。
A&Cオーディオの高品位ウーハーの支えもあり、
質感を失うことなく、低域を伸ばすことに成功しました。



・回折効果を抑える形状

音の回折を軽減するために、フロントバッフルに斜めカットを実施。
回折による反射を軽減することで、解像度と滑らかさを両立でき、生々しい音質になりました。

Concept-SOLAでは、前後合わせて12カット。
丸鋸と治具、サンダーを使い、0.1mmの精度で加工しています。





・オイル&ワックス仕上げ

表面の仕上げによって、再生音は変わります。
表面硬度と、音の反射が変化するためです。

Concept-SOLAでは、ひのき材と相性に優れるオイルを2回、その上から、ワックスを1回塗布しています。
研磨を含めた、これらの9工程で、木目の表情を引き立たせ、木材の保護と響きを両立させています。








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