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Concept-SOLA
「Concept-SOLA」 【生産終了】 → 後継機「SOLA Mk2」は
こちら。
(希望小売価格 240,000円・ペア、税込)
ひのきスピーカーの最高峰
・Concept-SOLAは、ひのきスピーカーの最高峰モデル。
・A&C社製ウーハーによる、サイズを超えるスケール感。
・繊細な音が得意。 クラシックや女性ボーカルを聴く方にオススメ。
~試聴動画(Classic)~
【「Concept-SOLA」、誕生秘話】
スピーカーユニットとの出会い
SOLAの開発は、一つのスピーカーユニットとの出会いの出会いから始まりました。A&Cオーディオ社のF60A。口径は僅か6cm。そのサイズとは裏腹に、深みのある低音が出せる稀有なユニットでした。
A&Cオーディオ社の島津代表の話を聴くと
「高剛性振動板(超硬振動板)」がキモとのこと。従来のスピーカーユニットは振動板に強度のある素材を使いながらも、形状が単純なコーン型であるゆえに横方向からの応力には脆弱でした。A&Cオーディオ社は、
ハンドメイドで立体構造を組み上げるで全方向の応力に対して十分な強度をもつ振動板を製造。この強度の違いは周波数特性には現れませんが、聴感上の低音品質(「マッシヴな低音」と島津氏は呼んでいます)は大きく向上します。
このユニットにひのきのエンクロージャーを組み合わせたら、今までにない音が得られるだろうという興奮が、SOLAの具現化を加速させました。
最高性能のひのきスピーカー
SOLAでは、オーディフィルの持ちうる技術系を総動員しました。シミュレーションと測定の両面から検証したバスレフダクト設計。45°カットによる回折音波の影響を低減。周波数特性と位相特性の双方を満足するネットワーク設計。聴感で選んだ高品位素子の採用など。挙げればきりがないほどの拘りを詰め込みました。
しかし、開発には困難も伴いました。
ピュアでリジッドな音色をもつA&Cオーディオ社のウーハーと、美しい響きをもつひのき材をどう調和させるかは、今までにない挑戦でした。吸音材の素材や配置、エンクロージャーを構成する板材の使い方を一から吟味し、音響機器としての品位を高めていきました。こうした細かい音色調整は周波数特性に現れないことも多く、聴感での試行錯誤が必要です。2018年の夏には基本設計が出来上がっていましたが、それから発売までの半年以上の期間を音質チューニングに費やすことになりました。
さらなる進化
初公開した2018年の真空管オーディオフェアでは、多くの方から好評を頂くことができました。とくに、ボーカルの美しさ、低音の力感について好印象を頂きました。ひのき材の良さと、ウーハーの性能を感じて頂けたようで、開発者としては一安心でした。
その後も、SOLAはさらなる進化を遂げています。位相特性をより向上させたネットワーク、吸音材の配置の最適化、エンクロージャー強度の向上など、測定と試聴を繰り返し完成度を高めていきました。
ひのきスピーカーの最高峰
初回生産は、事前情報を知ったお客様方からの受注生産でした。その後も、SNSやイベントでの好評を聞いての注文があり、増産を重ねています。ひのきスピーカーの最高峰として、多くのお客様から愛用して頂いているConcept-SOLA。ぜひご検討頂ければ幸いです。