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2-2 実践!オーディオを選ぶ
さて、いよいよオーディオ選びの実践編です。
こんなオーディオが欲しいなぁと思ったあなたも、
まだ具体的なイメージがわかないあなたも。
オーディオ売り場を覗いてみることから、始めましょう!
初心者の強い味方「ヨドバシカメラ」
数万円〜10万円前後のエントリーモデルを選ぶのなら、ヨドバシカメラがお勧めです。
豊富な展示機を実際に見れるのは大きな強みです。
北は札幌、南は福岡。
関東を中心に、地方の主要都市にも店舗を構えています。
全国の店舗一覧はこちら。
https://www.yodobashi.com/ec/store/list/
いわゆる家電量販店なので、
気楽に製品を見ることができるのが嬉しいところ。
店舗によっては、スピーカーやアンプを切り替え式セレクターで次々と切り替えて聴くことができ、製品の違いを初心者でも感じやすいと思います。
地元のオーディオショップ
静かな環境で、じっくり試聴できるのがオーディオショップ。
20万円以上の本格モデルを検討するのであれば、訪問してみる価値アリでしょう。
日本全国にオーディオショップはあるので、
「〇〇県 オーディオショップ」のように検索してみると、案外自宅の近くにあった、なんてことも。
100万円を超える高級オーディオの展示はもちろん、
経験豊かなスタッフの意見を聞くことができるのも、オーディオ専門店ならではの魅力です。
購入だけでなく、その後の設置や使いこなしのノウハウを教えてもらえるサービスも、量販店や通販との違いになっています。
オーディオショップは、様々な個性があるので、
「来てみたら、中古のビンテージだけを扱うショップだった!」ということもしばしば。
訪問する前に、ホームページでお店の雰囲気を確認しておくと良いでしょう。
そして、オーディオショップには、それぞれに「得意な領域」があります。
例えば、A社のスピーカーは沢山展示してあっても、B社のスピーカーは無かったり。
オーディオ誌で有名な製品だからといって、必ずしも展示しているとは限らないのです。
店主の感性で選別されたオーディオショップ内は、見ているだけでも面白いものです。
訪問する側としても「xx社の xx は無いですか?」という感じより
「〇〇万円で考えているんですけど、オススメありますか?」みたいに、大船に乗った気分で経験豊富な店主に委ねてみると、よいお付き合いができると思います。
お勧めの機器を教えてもらったら、聴き慣れたCDを何曲か聴かせて頂きましょう。じっくりと聴けることが、オーディオ専門ショップの良さなのですから。
なお、良心的なショップであれば、高い製品を無理にお勧めしてくることはありませんので、ご安心を(笑)
価格.com
圧倒的な情報量をもつ、お買い物支援サイト。
オーディオにおいても「ほぼ全て」の製品が網羅されています。
価格.com トップページ
https://kakaku.com/
相談の書き込みにも、積極的に返信が来る文化があり、
突拍子もない相談でなければ、良心的な回答がもらえることが多いです。
通販なので、価格も最安価クラス。
上手く活用していければ、お得に愛機を入手できるでしょう。
1割 高くても、試聴したお店で買おう
これは、オーディオ界を支えるためのお願いです。
通販で安くオーディオ機器が買えるようになったのは良いことなのですが、
「試聴をできる環境、店舗」が、いま急速に減っています。
試聴をするスペース、実店舗をもつことは、
通販だけのお店より諸経費が多くかかります。
そうなると、販売価格も必然的に高くなってしまうのが現実です。
感覚的には、1割前後でしょうか。
そうしたときに、
「店舗で試聴した機種を、通販の最安値サイトで買おう」という行動をとってしまうと、試聴した店舗には一切のお金が入りません。そうした傾向が続いた場合、残念ながら、その店舗は試聴スペースの縮小や撤廃を余儀なくされるでしょう。
店舗で「8万7千円」だった機器が、
通販の最安値で「7万9千円」だった。
予算が限られているのは分かります。日々の節約を考えると、数千円といえど無駄にできないのも分かります。また、気持ちよく試聴できなかったのならば、無理に買う必要はありません。
しかし、
試聴した結果で購入を決意し、(数年後に訪れるであろう)次回もそのお店で試聴したいと思うのであれば、そのお店で買うことが得策です。
近い将来、「以前に、〇〇をこちらで購入したのですが...」と言えば、とくに小規模オーディオショップであれば、間違いなく厚遇してくれます。
より豊かなオーディオライフのために。
お買い上げの際に、この文章を思い出して頂ければ幸いです。
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