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KT-808

概要技術使用方法仕様試聴ギャラリー

・無垢 桧材

KT-808は、完成品スピーカー「PR-10」と同じく、無垢の桧材を全面に使用したエンクロージュアです。



 「桧」は、マツやスギと同じ針葉樹でして、比較的密度が軽い部類に入ります。オーディオでは「重く・硬い」ことが大切とされ、余り採用されることのなかった素材です。

 しかし、先入観なしに様々な樹種を試聴した結果として、選ばれたのが「桧」でした。 桧の音色は「情熱的な表現力のあるボーカル。刺々しさが全くない、優しい音色。それにも関わらず、情報量は十分。低音は、鈍くならず弾力に満ちている。」といったところでしょうか。

(「木材(29種類)の試聴レポート」は、こちら。)

 KT-808では、使用する木材がすべて「桧」となっています。無垢材のなかでも高品位な「無節材」を用い、十分な厚み(全面25mm)として設計しました。さらに密度や聴感特性を考慮したペアリングを行ってスピーカーを作製しております。


・45°カット

 KT-808の外観の特徴でもある、「45°カット」は音響理論に基づく必然性のあるものです。回折現象の原因にもなる90°の角を無くし、よりスムーズな音波の拡がりをもたらす45°カットは、刺々しさのない自然な中高域表現につながりました。



・可変バスレフポート

 KT-808は、背面に2個のバスレフダクトを装備しています。付属のゴム栓を使用し、2個双方を開放する(共振周波数 100Hz)か、1個のみを動作させる(共振周波数 80Hz)かを選択することができます。




・鬼目ナット、薄型六角ボルト

 ユニットの固定ネジには、鬼目ナットと薄型六角ボルトの組み合わせを採用。度重なる脱着による劣化もなく、必要な工具(六角レンチ)は付属しておりますので、安心してご使用いただけます。




・内部配線はOFC導体、硬質PE被覆

 内部配線は、オーディオグレード配線の基本ともいえるOFC導体。癖のないニュートラルな聴感特性をもつ線材です。

 導体に比べ、注目されることが少ない被覆材ですが、(線材からのケーブル自作経験から言えることですが)これも再生音に大きな影響をもたらします。KT-808では、硬質PE被覆をもつ線材を用いており、高い情報量をもたらしています。

また、ワンタッチでスピーカーユニットに接続できるファストン端子(金メッキ)を装備しています。ハンダ付け不要で、簡単にスピーカーユニットと接続することができます。


・バナナプラグ対応スピーカーターミナル

 直径4.5mmの撚線にも対応するスピーカーターミナルを搭載。5.5sqの導体をもつ極太ケーブルにも対応しています。
 Yラグをご使用の際は8mm以上の内幅のものを推奨致します。





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