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アニソン試聴会 2018夏 ~第6回オーディフィル試聴会~

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開催レポート



2018.05.12開催の、アニソン試聴会のレポートです。

当日は、朝10時からセッティングを開始しました。
レンタルスペースなので、何もない状態からのスタートです。



セッティングについては、リハーサルでやった通り、
スピーカー奥側に、音響パネルを設置する方法としました。

かなりライヴな音響特性をもつ会場で苦戦したところはありますが、
今回は、こんな感じのセッティングにしてみました。




さて、部屋の中が完了したら、
エントランスの方も、準備しないといけません。

こちらは、出入り口。
   

うむ。これで準備完了です!



第一部 「アニソンで聴く桧スピーカー」




では、第一部スタートです!

まずは桧スピーカーの試聴コーナーということで、
「PR-83Sol」から聴いていただきました。

一曲目は、「The Girls Are Alright!」
冬にやっていた、「宇宙よりも遠い場所」のOP曲ですね。

青春ものアニメを象徴する爽やかさを感じる楽曲ですが、
音数が多く再生が難しい曲だったりします。

二曲目は、「未来の僕らは知ってるよ」
皆さまご存知、「ラブライブ! サンシャイン!!」のOP曲。

先日の函館公演に引き続き、3rdライヴツアーや劇場版製作決定などアツい本作ですが、
再生面では、元気の良さを引き出しつつ、騒がしくないようにまとめるのがポイントでしょうか。

桧スピーカーは、鳴りの良さがありつつも、音の硬さを和らげるようなところもあり、
こうした音圧高い系のアニソンとは、割と相性が良いのではと思っています。



さて、アンプのヒートアップも進んできたところで、
落ち着いた曲にシフトしてみましょう。

三曲目は、「おかえりなさい~acoustic ver.~」
曲としては、「たまゆら~hitotose~」のOP曲ですが、『「たまゆら~もあぐれっしぶ~」ボーカルアルバム うたとせ』に収録されています。このアルバム、アコースティックな構成曲が多いので超オススメです。

ボーカルとギターが、伸び伸びと歌う様子は、まさにオーディオの醍醐味でもあります。シンプルな構成なので、空間への音の広がりなどもポイントですね。

四曲目は、「組曲「宇宙戦艦ヤマト」II. 宇宙戦艦ヤマト」
CD「「宇宙戦艦ヤマト2199」ヤマト音楽団大式典2012」より、有名なテーマ曲の吹奏楽演奏です。ノリのいい吹奏楽は、必聴です!



では、ここでスピーカー交代です。
より小型の「PR-10」の登場です。



「PR-10」を試聴会で鳴らすのは、実は2017年春の第3回試聴会以来だったりします。

 (第3回試聴会にて。)

超小型のモデルなので、そもそも大きな会場で鳴らすのは得意ではないのですが、
せっかくのアニソン試聴会なので今回は登場してもらいました。

一曲目は「サウンドスケープ」「響け!ユーフォニアム2」のOP曲ですね。
劇場では「リズと青い鳥」も絶賛公開中で、ホントみぞれ先輩だったので、選曲してみました。

こちらも音数多い系ですが、TRUEの力強く伸びやかボーカルや、バンドの分厚いサウンドも聴きどころなのですが...ちょっとPR-10には荷が重かったかな?

二曲目は、「ふゆびより」。ちょうどこの冬にやっていた、「ゆるキャン△」のED曲。
本編を見終わったときに、あのギターのイントロから入ってくるのが良いんですよねぇ...

ハスキーさを残したボーカルが、再生環境により雰囲気が変わって聴こえるという、不思議なところがあるように感じています。
霜が降りるような、冷え切った朝の空気を感じさせる音で再生するか、
暖かい焚火を囲むまったりキャンプを連想させる音で再生するか。
いろんなシステムで何回聴いても、飽きない曲として気に入っています。

ちなみに桧スピーカーは、たいてい暖色系に再生するのですが、
当日のPR-10は、ハイトーンの伸びも良かったような!?

三曲目は、「「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN」メインテーマ」
頑張って低音も鳴らしてみようかと思いましたが、流石にサイズの限界を感じました(滝汗...

PR-10も、デスクトップ程度の距離感であれば、バランスもしっかりしてくるので、いつかそんな試聴の場を設けてみたいと思っています!


では、再び「PR-83Sol」へ。



一曲目は、「CLEAR」。「カードキャプターさくら クリアカード編」のOP曲ですね。
プラチナ以来、待ち望んでいたOP曲で、帯域の広さが録音のうえでも魅力になっています。

「PR-83Sol」に搭載の8cmフルレンジFE83-Solは、フルレンジながら高域特性に優れた逸品。
レスポンスの良さと伸びやかさが両立しているところは、曲とマッチしているかなと思っています。

二曲目は、「雨だれの歌」「少女終末旅行」の挿入歌。本編中では、何度も登場するという嬉しいサプライズもあった曲です。

雨音から始まるイントロは、まさにフルレンジ向け!?
でも、広帯域なマルチウェイスピーカーで聴くと、より金属音や濡れ感が感じられるので、いろいろ比較すると楽しいかもしれません。

先ほどの「ふゆびより」と同じく、再生系の音色により雰囲気が変わるように感じていまして、
寒色系で、終末感ある冷えた鉄の表情、澄んだリバーヴを堪能するのも良いですし、
暖色系で、狭い車内でのチトとユーリの会話を思い起こさせるような鳴らし方も良いものです。




三曲目は、雨音つながりで「MY舞☆TONIGHT」「ラブライブ! サンシャイン!!」の挿入歌です。花丸ちゃんかわいい。

イントロの琴つながりで言えば、和楽器の艶やかながら乾いた音色って難しいですよね。コクとヌケの良さを追求するのは、どこかアニソン再生にも通ずるところがあるように感じています。


そして、第一部のラストは「ちいさなひとつぶ」「異世界食堂」のED曲ですね。
本編を見終わった後の余韻に浸れる名曲だと思います。第一部最後の曲として、私も聞き入ってしまいました。


<第一部:ご感想>
「PR-10の鳴りが今回最高。上も下も期待できないものの、ボーカルには全く影響なくよく歌うのが不思議」(DASH3348様)

「女性ボーカルの透明感がきれい。音数の多い曲では、窮屈感を感じた。ピアノの響きはやや硬質な感じながら心地よかった。」(mizuho様)

「PR-83Sol:音源の品位や音質を聞き分けやすいトランジェントの良さと、キャビネットの響きの良さが両立している。 PR-10:83Solよりは這い上がりだが、フルレンジらしい反応の高さがある。」(Takaon様)

「PR-83Sol:異世界食堂EDの表現が素晴らしかった。 PR-10:響けユーフォニアムのOPのような華やかな曲は、ちょっとひずみが耳についたが、ふゆびよりはゆっくり落ち着いて聴くことができた。」(オーディオおじさん様)





第二部 「音質探求、オーディオアクセサリー」

休憩をはさんで、第二部スタートです。
第二部は、オーディオアクセサリーの比較試聴大会です!

まずは、電源ケーブルから。
標準ケーブル、自作ケーブル、オーディオみじんこ「AM-AC03 “Helix”」の三種類を比較しました。

 (白いのが自作ケーブル、青いのが「AM-AC03 “Helix”」)

曲は、「君の知らない物語 」「化物語」のED曲ですね。
そして、もう一曲。「ココロニツボミ」。こちらは「このはな綺譚」のOP曲。

「君の知らない物語」でも違いはある程度あったのですが、
「ココロニツボミ」の方が、違いは分かりやすかったですね。アンケートでも同じような意見を頂きました。

 繋ぎ変え...

自作ケーブルは、オヤイデのブラックマンバ線材に、P-029・C-029(ともに無メッキ)を組み合わせたものです。アニソンだとボーカルのサ行が強調されがちなので、コネクター類は無メッキを選ぶようにしています。

ボーカルの表情が豊かに出るほか、「ココロニツボミ」冒頭のピアノの立ち上がり感が優れていたように感じました。

オーディオみじんこ「AM-AC03 “Helix”」は、レンジ感の広さや分離能の高さで聴かせるところがありましたね。
「君の知らない物語」「ココロニツボミ」の両方とも、サビの部分での混濁感を抑え、透明感のあるボーカルを聴かせてくれました。


さて、次はRCAケーブルです。


こちらも、オーディオみじんこ関連で「ちりめんRCAケーブル」です。

試聴曲は、「トモシビ(Special Place DSD Recording Series Suara at 求道会館)」です。
DSD録音のために特別に録られたという、アコースティックな響きが美しい曲ですね。

「ちりめんRCAケーブル」にすると、ボーカルの表情が豊かになり、音場の距離感も感じられるようになる変化がありました。
今回の試聴では、アンプの音量は一定にしていたので、効果は分かりやすかったと思います。


そして、ラストはインシュレーターの試聴です。
曲は「GO! GO! MANIAC」「けいおん!!」のOP曲ですね。

まず、超小型のもの「①」から。ホント指先サイズしかありません。
構造としては銅円板に制振材を貼り合わせたものです。


ニュートラルなバランスで、制振効果も高いために、小粒ながら大きな効果を見せてくれました。アンケートでも、こちらを選ぶ方が多かったですね。


そして、ハイブリッド型のもの「②」も聴いてみました。



こちらは、制振材を一切使用しない金属インシュレーターです。金属の固有音を、素材のハイブリッド化で抑え、硬質素材ゆえの立ち上がりの良さが魅力です。
アニソンの元気の良さを引き出すのには良いのですが、音圧高い系の曲だともう少し落ち着いたバランスが欲しいところだったかもしれません。


試聴会としては珍しいアクセサリーの比較試聴(アニソンで!)になりましたが、私もオフ会気分で楽しくやることができました。

思った以上の変化があったり、なかったり(?)、いろいろ楽しんでいただけたのではないでしょうか。


<第二部:ご感想>
「電源ケーブル:付属=自作<みじんこ。みじんこケーブルはボーカルが静かでトゲが少なくなる。
RCAケーブル:標準<<みじんこ。ボーカルのつやが増す。情報量も多くなる。
インシュレーター:無し<②ハイブリッド型<①小型。①の小型のものが最も聞きやすかった。」
(Takaon様)

「電源ケーブルは、このはな奇譚のOPの方が違いが大きく感じた。ラインケーブルは、情報量が増えて聴きやすくなった。インシュレーターは、違いが分かったが、もっと録音の質が高い曲やワイドレンジな曲が聴きたかった。」(mizuho様)

「インシュレーターをかませた音質変化は大きいが、外した時にヒノキの響きの良さを感じた。」(DASH3348様)

「GO!GO!MANACで、インシュレーターの違いが分かりやすかった。特に、①の小型のものが、まとまりがあってよかった。」(オーディオおじさん様)

「RCAケーブル:みじんこさんのものは感動した。 電源ケーブル:自作品は中域の音色が良く、みじんこ三のものは少し小さくまとまって聴こえた。しかし、RCAをみじんこさんのものにした場合は、みじんこさんのものが良く感じた。 インシュレーター:小型の①は、落ち着いて滑らかに聞きやすく、ハイブリッドは、アニメの元気の良さとまとまりが両立していると思う。ハイハットがキリッとする。」(工藤様)




第三部 「自作オーディオ、アニソン鳴らし隊」

いよいよ第三部です。
オーディフィルの製品試聴会というより、自作オーディオ発表会という雰囲気の時間ですね。

まずは、FE203さん作の共鳴管型スピーカーの登場です。



地方にお住まいのFE203さんの代わりに、私、カノン5Dがプレゼンをさせて頂きました。

まずは、「不安定な神様」「うたわれるもの 偽りの仮面」のOPとして、アニメのみならず、アニソンオーディオ界で有名になった曲ですね。

MDF材で強固に作られたエンクロージャーに、FF105WKの澄んだ音が組み合わさり、打ち込み音源のスピード感を存分に堪能することができました。

そして二曲目は、「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」のサウンドトラックから、「メインテーマ(天国ヴァージョン)」

誰もが知っているあの曲ですが、オーケストラアレンジver.ということで、低弦楽器の存在感が聴きどころです。十分な容量をもつ共鳴管で、量感とスピード感に富んだ低音が見事でした!

三曲目は、今流行りの曲「初恋」。東山奈央さんが歌う「月がきれい」の挿入歌ですね。シンプルな構成のなかで、雰囲気豊かなギターやストリングスもあって、オーディオ的な旨味があります。

共鳴管スピーカーにありがちな付帯音が微塵も感じないのはもちろん、澄んだトーンでフルレンジながら空気感の表現も良かったように感じました。

ラストは、名曲「鳥の詩」「AIR」のOP曲ですが、アニソンの名曲として今でもよく耳にするかと思います。

やはり打ち込み系の魅力が感じられるビシッとした音ですね。かといって、エッジを過度に立たせている訳ではないので、しっかりとした基本性能の裏付けがあっての音だと分かります。アニソン試聴会「夏」に相応しいサウンドをありがとうございました!



そして、真空管アンプを持参して下さった、工藤さんの登場です。



持参して下さったのは、オリジナル設計の真空管アンプです。


まるで市販キットのような美しい仕上がり。
そして、音の方も見事なものでした。

桧スピーカーのPR-83Solと組み合わせて鳴らしたのは、
「私の彼はパイロット」(超時空要塞マクロス)
「突撃ラブハート」(マクロス7)


ボーカルの伸びやかさは、まさに逸品。リン・ミンメイ、熱気バサラそれぞれのボーカルの旨味を楽しませて頂きました!

真空管アンプというと、レンジの狭さゆえの温かみが注目されることもありますが、工藤さんのアンプはその先をいっていますね。現代アンプと比較しても引けを取らない鮮度感は、しっかりとした理論と、聴感に基づく徹底した部品選定ゆえなのだと思います。


そして、発表後半はFE203さんの共鳴管も鳴らしました!
「ライオン」(マクロスF)
「ルンがピカッと光ったら」(マクロスΔ)


こちらは、やはりダイナミックな低音が魅力です。
共鳴管やバックロードホーンは半導体アンプが合うとも言われますが、しっかりと付帯音の抑制まで考えて設計されたものであれば真空管アンプとの相性はむしろ良いと考えています。

ボーカルの張り出し感、現代アニソンゆえの音数の多さの処理も良い感じで、アニソンを試聴ソースとして作られたアンプゆえの相性を感じることができました。
マクロス愛を感じる素晴らしい音、プレゼンをありがとうございました!


<第三部:ご感想>
「FE203さんのスピーカーは、迫力があって良かった。真空管のクオリティは流石でした!」(オーディオおじさん様)

「FE203さん:いわゆる共鳴管の癖が少なく、FF105WKの高域の癖もうまく制御できていたと思う。ソリッドで沈み込む低音だった。天国へのカウントダウンのBGMが良かった。」(工藤様)

「共鳴管SP:バスドラ、打ち込み音源の低域の量感、スピード感、共に良好。 真空管アンプ:実在感がすごい。ボーカルが美しい。」(Takaon様)

「専門用語は全く分かりませんでしたが、音で感じました。突撃ラブハートを聴けて幸せです。」(D.T.様)

「スピーカー、アンプ共に素晴らしい。きっちりアニソンを鳴らせるクオリティに仕上がっていた。PR-83Sol×真空管アンプの組み合わせが好み。」(DASH3348様)

「共鳴管スピーカーは、低域が伸びていて、しまりのある音とは対照的だった。 真空管アンプは、フルレンジと合っていて、聴きやすくなった。」(mizuho様)






以上、3時間にわたる長丁場のアニソン試聴会となりました。
桧スピーカーだけでなく、アクセサリーや自作オーディオなど、盛りだくさんの内容で、主催している私としても楽しい時間を過ごすことができました。

次回は、2018年11~12月頃に開催できればと思っています。
それでは皆さん、またお会いしましょう!






  

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