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第24回真空管オーディオ・フェア
開催レポート
2018年10月7日、8日に第24回真空管オーディオ・フェアに参加してきました。
ここでは、開催前の様子も含めて書いておこうと思います。
まずは、搬入から。
今回は作品「Concept-SOLA」のウーハー供給元である「A&Cオーディオ社」さんのブースにお邪魔する形での出品となりました。
損保会館の408号室。
昨年と同じ会場ではありますが、展示内容に応じて配置も少しづつ変わってるので注意深く搬入を進めていきます。
作品を設置するテーブル。
普通の事務机ですが、ここに白い布をかけてイイ感じの展示台に仕上げます。
スピーカー設置場所の後方には、自作の散音パネルを設置しました。
ホワイトボードの高さにマッチしており、音のこもり感を低減するのに役立ってくれました。
そして、大半の設置が完了しました。
なかなかの大賑わいになりました。小型スピーカー百花繚乱といったところでしょうか。
そして、A&Cオーディオさんの発案で、照明にも一工夫しました。
間接照明で、ぐっと雰囲気が良くなりました!
椅子を並べて、お客さんの来場を待ちます。
<真空管フェア当日>
1日目は10月とは思えない暑さではありましたが、
熱心な方々が朝早くから来て下さいました。
手前の床置きのが「A&Cオーディオ Hippo-102KS」。
そして一番大きなモデルが「A&Cオーディオ Jupiter-132」です。
とくに、「Jupiter-132」はA&Cオーディオさんのオリジナルユニットの威力が炸裂しており、雄大かつ繊細な音を奏でていました。その音には会場も騒然で、海外製の大型システムと並び立つ音だといったご意見も頂くこともできました。
さらに、A&Cオーディオさんの最新作「Evangelist-061」も、そのサイズからは想像もできない豊かな鳴りっぷりでした。
可愛らしい見た目ですが、その中身はA&Cオーディオさんならではの本格派。
デスクトップオーディオシステムの枠を超えたサウンドを響かせてくれました。
さて、私、オーディフィルも負けてはいられません。
ひのきスピーカーの新デザインをまとった「Concept-SOLA」のお披露目です。
まだ内部の調整が未完成ながら、ひのきスピーカーの見た目の良さ、さらにはアコースティックな響きの良さについて、たくさんのお褒めの言葉を頂くことができました。
「ひのき」の木目の表情については、オーディフィルの拘りポイントでして、
木目がしっかりと、味わい深く浮かび上がる表面処理を施しています。
「Concept-SOLA」は、A&Cオーディオさんの6cmユニットを2wayとして使用し、
さらなる再生帯域の拡大を狙ったものです。
元々は、6畳以下の小空間での再生をイメージしたものなので、
真空管フェアの大会場(音圧にして+15dB以上、投入電力は20倍!)では厳しい再生になりましたが、その豊かな低音再生には驚きの声を頂くことができました。
構造剛性を高めることで「マッシヴな低音」を実現したA&Cオーディオユニットのみならず、
ひのき材という響きの良さと、エンクロージュアの剛性の双方をバランスよく実現したConcept-SOLAだからこその再生音だったと思っています。
当日は、スピーカー設計のポイントについても説明を行いました。
エンクロージュアを「ひのき」で作ることは、まさに聴感でのチョイスなのですが、
スピーカー作りの基本は、あくまでも物理法則であり、シミュレーションと測定に基づくものなのです。
理論に忠実でありながら、聴感と対話しながら作る。
オーディフィルのスピーカー作りのモットーを、より多くの人に伝えられればと思っています。
開催の2日間で沢山の方にご来場いただきました。
たくさん用意したパンフレットも、みるみるうちに少なくなり主催者として大変嬉しく思いました。
これからも、オーディオの素晴らしさ、楽しさを知って頂く機会を作っていければと思っています。
またどこかで皆さまとお会いできる日を、楽しみにしています。
左:A&Cオーディオ 島津代表、 右:オーディフィル カノン5D
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