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第02回 付属クッション足とインシュレーター設置の比較
インシュレーターの効果を見るために、スピーカー側面を叩いての測定を行います。
評価に使ったFostexのP800-Eは、底面に柔らかいクッション足が付いていたため、
今回の「測定①」では、インシュレーターはクッション足を避けるような形での設置になりました。
スピーカー底面に付属するクッション足
測定① : インシュレーター無し(左)と、インシュレーターあり(右)
測定に使用したインシュレーター
「オーディフィル インシュレーターKOTUBU」
販売ページは
こちら。
測定結果
インシュレーターの有無を比較した結果を以下に載せます。測定はそれぞれ4回行い、ここではそれぞれの代表的なデータを載せています。
インシュレーターなし
インシュレーターあり
注目すべきところを青枠で囲いましたが、850Hzのピークに対して
インシュレーターありの方が、1kHzのピークが小さくなっていることが分かると思います。制振性の高いゴムをもつ「インシュレーターKOTUBU」により、スピーカーエンクロージュアの共振が抑制されたための変化と考えられます。この違いは、4回の測定全てで再現良く観察することができました。
グラフを見ると他にも細かい差があるようにも見えますが、細かい差異は叩き方の違いによってブレてしまう範囲であり再現性はありませんでした。
次回は、スピーカー設置方法を少し変えて測定を行います。
~続く~
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