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アニソン試聴会 2018冬

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開催レポート



「アニソン試聴会2018冬」のレポートとして、
当日の発表内容はもちろん、その舞台裏も書いていこうと思います。


会場は、前回と同じ「レンタルスペースろおまんか」さん。

電源コンセントの位置や、定在波の感覚など、多少は慣れたといえ、
ルームチューンを始めとしたセッティングは、その場で試行錯誤しながら決めていきました。


(セッティング初期)


(最終セッティング)

今回は、様々なスピーカーが集まり、
それぞれの音を楽しみながらの前日のセッティングになりました。

 


そして、当日。



まずは、第一部「アニソンで聴く桧スピーカー」のコーナーでは、
オーディフィルの「PR-83Sol」と「Concept-SOLA」を聴いて頂きました。

トップバッターは、「PR-83Sol」。
8cmフルレンジと、重厚な無垢ひのきエンクロージュアが特徴です。



「フリップフラッパーズ」のED曲「FLIP FLAP FLIP FLAP」では、色彩感の豊かな音が空間を満たすような表現を楽しむことができました。 冒頭の木管楽器の質感も丁寧ながら、冷静すぎるところもなく、これから始まるおとぎ話の世界のイントロのように感じられるのも、ひのき材の響きによるものだと思います。
PR-83Solは、エンクロージュアに25mm厚、フロントバッフルにいたっては50mm厚の無垢ひのき材を使っており、上手くはまると何とも言えない魅力的な再生音が得られるのです。

<頂いたご感想>
声のヌケ感が良い。荒い曲をかけても角が立たないところが素晴らしい。」(工藤様)
完全にこなれてきた。エージングに2年かかる?最初の低めの音量もあれはあれでよかった。」(DASH3348様)
フルレンジならではの中域が、心地よかった。フリップフラッパーズは名作。」(がくふぁ様)




お次は、2018年秋の真空管フェアで発表した「Concept-SOLA」。
6cm口径のA&Cオーディオ社製ユニットをウーハーに使っているのが特徴です。



このユニットは、A&Cオーディオ社のいう「マッシヴな低音」を実現すべく、振動板の構造剛性を高めているのが特徴です。名産地「吉野」の無垢ひのき材を全面に使用し、小空間・小音量での高品位な再生を狙ったシステムです。

「true tears」のOP曲「リフレクティア」では、最初一発目の重低音からの、澄んだトーンのボーカルが聴きどころ。 Concept-SOLAは6cmウーハーとは思えない量感で、しっかりと冒頭の低音を決めてくれました。 中盤につれてビードを刻む部分では、(耐入力の限界を感じる場面もありましたが、)十分に補強したエンクロージュアと、高剛性な振動板の組み合わせで、濁り感を抑えた再生ができたと思います。 冬の富山の空気感がしっかり出たのではないでしょうか?

「ef - a tale of melodies.」のOP曲「ebullient future」は、新海誠監督の楽曲を担当する天門さんの作曲による情緒的なメロディと、これぞアニソンと思わせるボーカルの入り方が聴きどころでしょうか。 Concept-SOLAは、板厚が25mmと15mmの混合として、木材の響きの強さをコントロールしています。 無垢ひのき材ならではの豊かさを感じさせつつも、音源の繊細なニュアンスや雰囲気を引き出せているのを、この曲で聴いて頂けたのではと思っています。

<頂いたご感想>
とても良くまとまっていると感じました。特に男性ボーカルの曲が芯があって好きでした。ef ~の曲のエレキギターはちょっと違和感がありました...」(山田様)
口径のわりにズシンと来るところは素晴らしいと思う。定在波を感じるところも(二列目で試聴)。Fostexと比べると少し暗い音色だが、つながりは自然だと思う。」(工藤様)
真空管フェアの時に低域がボコボコ鳴っていた感じは改善されたようで、本来の高域方向のなめらかさを味わえた。もう少し耐入力が欲しい。」(DASH3348様)




休憩を挟んで、作品発表のコーナーに移ります。
まずは、私の「TOYONE-driver-」から。



先ほどのConcept-SOLAに触発されて、さらに小型のエンクロージュアでの作製にチャレンジしてみました。箱容量は、1.8Lと非常に小さいながらも、60Hz付近まで量感に富んだ低音を出すことができたと思います。

「化物語」の千石撫子が歌う「恋愛サーキュレーション」では、テンポを刻むビートと、花澤香菜さんのボーカルが魅力。6cm口径ユニットゆえの限界はありますが、2way構成としたことでスッキリとした伸びやかさのある音で、そのサイズからは信じられない本格的な再生音になっていたのではないでしょうか。

今期のアニメ「火ノ丸相撲」のOP曲「FIRE GROUND」では、極太のベースが聴きどころ。通常の6cm口径では、100Hzすら再生が難しいのですが、この「TOYONE-driver-」では重低音を含むベースを何とか表現することができたと思います。小型であっても、単に低音が伸びているだけでなく「豊かさ」を感じられるような挑戦をこれからも続けていきたいと思います。

<頂いたご感想>
フルレンジと比べると、全域が充実していた」(たかおん様)
低音は確かにしっかり出ていて驚いた、そのままフルレンジとして聴いてみたい。」(がくふぁ様)
このクラスとしては良い音出てる。でもちょっと元気良すぎるかなと。センターキャップ潰さないバージョンも聞きたい。」(DASH3348様)




ここからは、お客さまの作品です。
健々さんの「FE83Sol ラウンドスピーカー」。



Fostexの限定ユニットFE83Solに、ランドフォルムのエンクロージュアを組み合わせた自作スピーカーです。8cmフルレンジとして上品にまとめた本体は、シンプルながら造りの良さを感じさせるものでした。

ラブライブ!サンシャイン!!のOP曲「未来の僕らは知ってるよ」では、FE83Solの突き抜けるような張りのあるボーカルが炸裂。フルレンジならではの鳴りっぷりの良さが、楽曲とマッチしていました。低域も反応の良さを感じさせ、ライヴ感のあるノリの良さがありましたね。

クリスマスが近い試聴会だったので、マリア様がみてるのクリスマスアルバムから「JOY TO THE WORLD」選曲。シンプルなボーカル編成を曇りのない再生音で存分に楽しむことができました。箱型にありがちな籠り感がないのは、ラウンドフォルムゆえなのでしょうか。

<頂いたご感想>
声の聴きやすい、83Solの良さを引き出した華やかなスピーカーだと思う。アコースティックギターの音色が素敵だった。」(工藤様)
鳴らしていると、低音が出てきたので、もっと鳴らしこんだ姿を見てみたい。ボーカルは流石のSol音でした。」(がくふぁ様)
箱の鳴りが良い。低音の情報量が多く感じられる。低音帯域の伸びも良い。」(たかおん様)




ここからは、比較的大きなサイズのスピーカーの登場です。
今回で2回目の出展参加となるFE203さんの「Stereo付録OM-MF5 共鳴管スピーカー」。



2018年のStereoムック付録のスピーカー「OM-MF5」を、共鳴管型に収めた作例です。設計は、前作のLIVELYと同じく、不要な共鳴音を吸収する「サイドブランチ構造」と「両開口端管」を組み込んだものとなっています。

ガールズ&パンツァーの劇場版サウンドトラックから「劇場版・戦車道行進曲!パンツァーフォー!」を鳴らすと、8cmとは思えないしっかりとした重低音が感じられました。共鳴管ならではの雄大さ、ダイナミックレンジの広さに加え、歯切れのよい金管とパーカッションの音が楽曲の良さを引き立ててくれました。

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?のサウンドトラックからは、「Scarborough Fair」を選曲してみました。重厚な弦楽器の伴奏に加え、エキゾチックな響きを奏でる管楽器、そして物語のラストを思い出させる澄んだボーカルがまた逸品でした。前作のLIVELYより大幅にコンパクトになったのに、勝るとも劣らない鳴りっぷりを感じるのは、ユニットと材料(ラワン合板)の組み合わせの妙なのではないでしょうか。

<頂いたご感想>
つややか。共鳴管のチューニングが良いのか、まったく癖なく広いレンジをカバーしてすごく良い。」(DASH3348様)
目立たないながらも非常に低い帯域まで伸びていて、聞きやすいスピーカーだと感じた。バスドラムのキック感はリアルだと感じた。」(工藤様)
60~80Hzが高レベルで出力されていました。共鳴管ならではの伸びやかな鳴り方でした。」(たかおん様)




今回の試聴会のトリは、だしさんの「ScanSpeeak 2wayスピーカー」。
2018年発行の「自作スピーカー エンクロージャー設計法 マスターブック」の作例スピーカーです。



いわゆる小型のブックシェルフ型という括りに入るサイズですが、十分な補強を施した本体はずっしりと重みのあるものでした。写真で見るよりも小さく、家庭でも使いやすいサイズなのではないでしょうか。

「フリップフラッパーズ」のED曲「FLIP FLAP FLIP FLAP」では、しっかりとした低域を感じることができました。この辺は本格的ウーハーゆえのメリットですね。写実的な表現で音のバランス感覚やディティールをしっかりと聴かせてくれるのは、このスピーカーの基本設計高さゆえだと思います。

化物語、つきひフェニックスのOP曲「白金ディスコ」では、ノリの良い重低音が逸品。甘口にならないながらも、楽しげな楽曲の表情を存分に引き出し、まるで良質なフルレンジを聴いている気分になるのは、高度なネットワーク設計のお蔭なのでしょう。今回はスタンドやオーディオボードに木材を使用しましたが、他の使いこなしで違ったキャラクターを引きだすこともできそうです。

<頂いたご感想>
15cm口径だと低音の出方に余裕がある。それだけでなく、設計の正しさが音に表れているということだろう。帯域分割がすごく良い。シングルコーンのよう。」(DASH3348様)
フリップフラッパーズは名作。ルームアコースティックの重要性を感じた。」(がくふぁ様)
上下のつながりは非常に良いと思った。今日のスピーカーの中では低音の質が独特だと感じた。非常に定位が良いと思う。華やかでかつ、粗い曲でも耳に刺さってこないところが素晴らしい。どんな曲でも安心して聴いていられます。」(工藤様)



こうして、6作品が集まった試聴会も無事終了しました。どのスピーカーも良いアニソン再生だったと思います!
また次回も、同会場でのアニソン試聴会を予定していますので、お楽しみに!!






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