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1-02 参考書籍の紹介


バックロードホーン型スピーカーを作ってみたい、さらには自分で設計してみたい、という方にオススメの書籍を紹介します。
(※バスレフ型など他方式のみの本は、こちらでは紹介していません。ご了承ください。)

インターネットで多くの情報が手に入るようになった昨今ですが、やはり本で調べるのが一番分かりやすく、必要な情報が早く手に入ります。とくに、バックロードホーン型スピーカーの設計は経験が必要な分野でもあり、先生方の作例は大いに参考になるでしょう。

ここでは、「初心者向け」「オススメ度」の二つの指標を付けています。どちらも★★★を最高評価としました。書籍選びの参考になれば幸いです。


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オススメ書籍01 バックロードホーンについて学ぶ、最初の1冊!

  書籍「バックロードホーン・スピーカーをつくる!」表紙

バックロードホーン・スピーカーをつくる!
Stereo 編 ONTOMO MOOK   (2018年発売)

初心者向け:★★★  オススメ度:★★★

バックロードホーンを作りたいのなら、ぜひとも読みたい1冊。 136ページの全てがバックロードホーンの特集という大ボリューム。

設計図面は、人気作品「スーパースワン(D-101S)」「D-37」「D-57」「D-58ES」を含む長岡鉄男氏の作例20本に加え、現在活躍中のオーディオ評論家の作例11本を掲載。 設計の基本から、それぞれの測定データも充実しており、オリジナル設計の参考になること間違いなしです!


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オススメ書籍02 長岡鉄男氏について知るための入門書!

 「新装版 世界でたたひとつ自分だけの手作りスピーカーを作る」表紙

新装版 世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーをつくる
著者:長岡鉄男  (2004年発売)

初心者向け:★★★  オススメ度:★★

少し古い本ですが、長岡鉄男氏の書いた名著。 バックロードホーン以外の自作スピーカーも含め、長岡氏ならではの分かりやすい文体で解説されています。

掲載されている原稿は1990年代のものなので、現在は生産終了になっているスピーカーユニットが多く掲載されいているのが難点。 しかし、読むだけで自作スピーカーの全体像が簡単に理解できる魅力がこの本にはあります。

自作スピーカー初心者必携の書。オススメです!


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オススメ書籍03 長岡ワールドをより深く知るための一冊!

 書籍「長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術 基礎編 SpecialEdition 1」

長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術 基礎編 SpecialEdition 1
著者:長岡鉄男  (2007年発売)

初心者向け:★★   オススメ度:★★

先に上げた「世界でただひとつ~」の本を読み、さらに長岡ワールドを知りたくなった方にオススメの本。具体的なバックロードホーンの設計方法や、そのコツなども書かれています。

バックロードホーン、共鳴管、バスレフ型といった、様々な作例を遺した長岡鉄男氏ならではの見解で、個々の方式の特徴について書かれているのも注目ポイントです。

後半は、スピーカーユニットの測定データが載っていますが、どれも1990年代のもの。 その大半が現在は廃番になっていますが、古いユニットを入手する際の参考になるかもしれません。


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オススメ書籍04 長岡バックロードの研究に最適。

 書籍「長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術[図面集Ⅰ] SpecialEdition」表紙

長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術[図面集編Ⅰ] Special Edition
著者:長岡鉄男  (2007年発売)

初心者向け:★   オススメ度:★★

長岡鉄男のバックロードホーンを深く知りたくなったら、この一冊!  残念ながら現在絶版になっていますが、中古書籍市場に比較的豊富に出回っているだけでなく、収蔵している図書館も多いようです。

バックロードスピーカー(スワンなど)を中心とした116モデルの図面を掲載する大ボリューム。 バックロードホーンの内部構造の研究用にも有用な資料です。


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オススメ書籍05 大型バックロード「ハシビゴロウ」の図面は必見!

 書籍「オーディオ超絶音源探検隊」表紙
オーディオ超絶音源探検隊 バックロードホーン・スピーカーを相棒に
著者:高崎素行、炭山アキラ  Stereo 編 ONTOMO MOOK (2021年発売)

初心者向け:★★   オススメ度:★★

本のメインは音源の紹介ですが、後半にバックロードホーンの作例が掲載されています。
特に、長岡鉄男イズムを最も色濃く受け継ぐ、炭山アキラ氏のリファレンススピーカー「ハシビゴロウ」の製作図面が掲載されているのは大きな魅力。その姿は表紙の中央に移っていますが、存在感といい、その炸裂するサウンドといい、現在最強の鳥形バックロードホーンといっても過言ではありません。

他にも、小型のバックロード「コサギ(6cm口径)」「レス(10cm口径)」「グース(16cm口径)」の設計図面もあり、小型&高音質な作品作りの参考になるのは間違いないでしょう!


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オススメ書籍06 数式を使ったバックロードホーン設計を学ぶ

 書籍「デジタル時代のホーンスピーカー製作」表紙
デジタル時代のホーンスピーカー製作 - 試作不要!シミュレーションで実特性を完全予測
著者:新井悠一  (2015年発売)

初心者向け:★   オススメ度:★★

「ホーンスピーカー」の製作を、理論から説明した本。 エクスポネンシャルホーンやハイパボリックホーンを、数式を用いてホーン設計をしたいときに重宝する内容になっています。


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オススメ書籍07 バックロードホーンを進化させるためのアイディアに...

 書籍「スピーカー&エンクロージャー大全」表紙
スピーカー&エンクロージャー大全
著者:佐伯 多門  (2018年発売)

初心者向け:★★   オススメ度:★★

三菱電機(ダイヤトーン)で数々の名機の開発に携わった佐伯氏の著書。 今回紹介する書籍のなかでは、唯一バックロード推しではない(?)ため、公平な目線でスピーカー界におけるバックロードホーンの立ち位置が理解できる良書かと思います。

基礎的・学術的な内容も多く含まれる本ですが、決して難解な文章ではありません。スピーカーの歴史と全体像を把握できる本ですので初心者にもオススメです。


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いかがでしたでしょうか。これからも注目すべき書籍があれば、積極的に挙げて行こうと思います。どれも自作スピーカー設計の役に立つ本ですので、ぜひ手に取ってみて下さいね!



   

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